ルーフシェードとは、折板屋根の上を専用の「ルーフスクリーン」という日よけシートで覆うことで、真夏は約60℃にも達する屋根の温度を約40℃まで抑える新しい遮熱工法です。
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ルーフシェードの仕組み
屋根の上にシート(ルーフスクリーン)を張ることで、「シート表面のステンレス(※)」と「空気」の力で熱伝導を抑制するのがルーフシェードの基本的な仕組みです。
シートにはステンレス薄膜蒸着(MASA加工)がなされており、軽量でありながら暑さの原因である赤外線を効果的に反射できます。加えて省電力性の効果があり、耐候性・通気性にも優れた素材であり、雨水がたまらず、雨音を抑えて室内を静かに保つ効果もあります。
- シートが日陰を作り屋根材の温度上昇を抑制する
- シートが赤外線を反射して熱の伝わりを低減する
- シートと屋根の間に空気層ができて熱の伝わりを低減する
- シートと屋根の間の熱気が風で排出される
鉄の3000分の1以下の熱伝導率である空気の力も手伝って、4つの遮熱・断熱効果を発揮するのがルーフシェードです。
ルーフシェードがもたらす効果
快適環境効果
夏場の室温が下がり、作業環境や作業効率の改善につながります。室温が安定するため、従業員の体調管理にも好影響をもたらすほか、食料品や精密部品など温度変化の影響を受けやすい製品の品質が安定します。
省エネ効果
夏場の冷房の消費電力量を抑えられるため、電気料金が安くなりCO2排出量を減らすことができます。真夏の消費電力であれば約20~40%も抑えることができます。
冬場の保温効果
夏に暑さを緩和するシートは、冬にあたたかさを守るシートでもあります。室内の熱を逃さない優れた断熱・保温効果で暖房の使用量を減らし、かつ結露も抑えることができます。
その他の効果
- シートが雨音を受け止めるため、雨音の消音効果があります。
- 折板屋根を紫外線・赤外線から保護できるため、劣化防止につながります。加えて、折板の音鳴りも緩和できます。
ルーフシェードは、低価格かつ短期間での施工が可能な屋根の遮熱・断熱工法です。1日300m2もの広範囲を施工できるスピードの早さもあり、遮熱塗装などの従来の工法に比べて初期投資を大幅に抑えることができます。