省エネ効果~シミュレーション~

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電気料金とCO2排出量を削減

ルーフシェードを施工すれば、屋根の遮熱・断熱が図られて室温-5℃という効果的な暑さ対策になります。それにともない、以下のような冷房使用量の低減や省エネといった効果が期待できます。

実例 5ヶ月で10万円の電気代削減効果

愛媛県松山市にある飲食店「がんば亭」において、ルーフシェードの施工前後における電力使用量の変化を計測しました。電力使用量という中長期的なデータを用いるため、平成20年度と平成21年度の2年間に分けて長期実験を行いました。

店舗概要

店舗名 がんば亭 久米店(松山市)
営業時間 10:30~26:00
店舗面積 約200m2
施工面積 約180m2
施工日 平成20年8月18日
実験概要

ルーフシェードによる遮熱効果で店舗内の温度上昇が抑制されることにより、施工前と施工後ではどれくらい電力使用量を削減できるかを検証しました。

実験結果

ルーフシェードの施工により、大きく電力使用量を抑えられています。夏場で月約1,500~2,000kWh、電気料金にして最大約37,000円(10月)のコスト削減に成功しています。

5ヶ月トータルで見ると、約15%(6,010kWh)、電気料金にして約10万円も削減できました。

施工担当より

10万円という削減効果が出て、大変お喜びいただけたことを嬉しく思います。なお今回の実験現場である「がんば亭」様はうどん屋さんであり、室内の発熱量が一般の建物に比べて多いものと考えられます。より室内発熱量の少ないコンビニエンスストアやドラッグストアなどの店舗においては、さらなる削減結果が見込めると考えております。

実例 電力使用量削減による環境保全効果

電力使用量の削減によって、CO2排出量はどれくらい削減できたのか。上述の「がんば亭」様のケースをもとに、その環境保全効果を算出しました。

実験結果によるCO2排出量削減

がんば亭様(床面積200m2の飲食店)で導入されていたのは、計4台の業務用エアーコンディショナーです。

エアーコンディショナー 冷房能力(kw) 消費電力 台数
H社製ヒートポンプ式(天井埋込型) 14.0 4.53 2
H社製ヒートポンプ式(天井埋込型) 7.1 2.49 1
H社製ヒートポンプ式(天井埋込型) 11.2 4.62 1

これらのエアーコンディショナーで排出されているCO2をルーフシェード施工前・施工後で比較しました。

施工前のCO2排出量/日 施工後のCO2排出量/日
122.67kW×0.326kg(※)=40kg 96.71kW×0.326kg(※)=31.5kg

※四国電力(株)が公表する平成19年度分のCO2排出係数(0.326kg-CO2/kWh)で算出

1か月のCO2削減量

ルーフシェードの施工により、電力使用量を23%削減できました。その分のCO2削減量は約3トンにものぼります(40kg-31.5kg×30日×12ヶ月=3060kg)。

東京におきかえると・・・

東京においては、鋼板屋根とRS屋根の空調負荷は以下の通りです。その結果、東京における仮想工場モデルでは、床面積1m2あたりの空調負荷削減量が48.6{MJ/(m2・年)}、削減率は17.7%という結果が得られました。

CO2排出量計算式

48.6MJ/(m2・年)×0.278kW・h×0.332kg=4.49kg/(m2・年)
4.49kg×400m2=1,796kg/年約1.8トン削減(原油換算1.4kl)
※東京電力㈱の平成20年度分のCO2排出係数(0.332kg-CO2/kWh)で算出

シミュレーション 電力使用量削減による環境保全効果

電気料金削減という経済効果と、CO2排出量削減という環境保全効果を、鹿児島県の仮の工場モデルにてシミュレーションしています。

施設 工場
床面積 約400m2
建物高 5m
工場内部 天井や間仕切りのない一室空間
シミュレーション結果

1年間の削減量

ルーフシェードの施工により、消費電力量を36.2%削減できる計算です。その分のCO2削減量は約5.7トンにものぼり、原油に換算すると約4.2klにもなります。

  • 温度変化の実証実験結果はこちら
  • その他の実験結果はこちら
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